大阪大学 大学院人間科学研究科 行動統計科学研究分野

分野紹介

行列ベースの多変量解析

最近,統計学が注目される中,心理・行動科学データを念頭においた統計解析法の研究開発をしています.ここで,強調したいのは,開発される解析法は数学に基づきますので,種々の分野で利用可能な汎用性を持つことです.本研究室は,統計学の中でも特に多変量データ統計解析法を扱っていますが,そこで,行列(matrix)の数理を扱う線形代数が重要な基礎となります.

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サイコメトリックス

行動統計科学は,Psychometricsと言い換えることもできます.これは,開発手法の適用領域Psychoに,数理的方法を指すMetricsが合体した単語です.
代表的な論文誌はPsychometrika誌です.同様の名称の姉妹分野に,Biometrics(生物統計学)やEconometrics(経済統計学)などがあります.

研究作業の流れ

  1. データを説明するモデル(式)を着想して,そのアルゴリズム(解き方)を考える・・・イマジネーションと洞察の世界
  2. 解き方を,計算機のプログラムに書き換える ・・・数式を動くものにして実感
  3. 論文を書く ・・・シナリオが大切

注 学部4年生の卒業論文では,新しい解析法を考えることまでは求めず,既存の統計手法を利用する研究で十分です.

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